デジタル埋設ケーブル位置測定器 MPL−H11S
特 徴
◆地中に埋設された金属管・ケーブル等の位置と方向、深度を地上から簡単・高精度に探索できます。
地中のケーブルや金属管路に電流が流れている時、その周囲には磁界が発生します。その磁界を受信器で探知することで埋設物の位置と深度を地上から測定することが出来ます。
◆3種類の位置測定モード(全測定、最大法、最小法)により、調査場所の状況に適した測定方法で安定した埋設物探査ができます。
◆バーグラフのレベルと矢印の方向で埋設位置を簡単に探索できます。
◆受信機を左右にひねり、ヨー角で埋設物の方向を指示し、水準器で垂直を確認できるので、測定誤差が軽減します。
◆埋設位置の探索と同時に深度を連続で測定し表示します。
埋設状況をリアルタイムで把握できます。
◆測定可能な埋設物
・電力ケーブル(CVT・VT等)
・通信ケーブル(光ケーブルは支持線が銅線なら可能)
・ガス・水道等の金属管
・ガス・水道用ロケーティングワイヤ
※塩化ビニール管等の非金属管は探知できません。
仕 様
大きさ・重さ | 送信器:約314(W)×110(D)×261(H) mm 約3.7Kg
受信器:約130(W)×660(D)×270(H) mm 約2.1Kg
収納ケース 約690(W)×145(D)×330(H) mm |
電源 | 送信器:単1電池×8本
【電池寿命】約10〜50時間 送信法による
受信器:単3電池×6本
【電池寿命】約18時間(20℃) |
付属品 | 送信器、受信器、ショルダーベルト付き収納ケース、取扱説明書
外部コイル(5mケーブル 38 kHz、9.5 kHz)、外部コイル操作棒(0.6〜2.2m)
直説法リール(5m)、アース棒、バルブヘッド用マグネット接続コード(1m) |
性 能
※各数値は模擬管路における外部コイル法による精度です。測定条件により実際の精度は異なります。
深度範囲 | |
直接法 | 38kHz 0〜5m 9.5kHz 0〜5m |
外部コイル法 | 38kHz 0〜5m 9.5kHz 0〜5m |
深度測定精度 | |
0〜1m | ±3%以内 |
1〜2m | ±3%以内 |
2〜3.5m | ±6%以内 |
3.5〜5m | ±10%以内 |
位置測定精度 | |
0〜1m | ±3cm以内 |
1〜2m | ±5cm以内 |
2〜5m | ±10cm以内 |
測定モード
最小法 受信感度と方向指示で埋設管路を探索する測定モードで、素早く簡単な操作が可能です。最大法と比較して測定精度 は劣ります。
最大法 バーグラフと数値で差動コイルの感度を表示するシンプルな測定モードです。間接法や外部コイルの送信点が近距離にある場合などの測定に有効です。
全測定 全測定モードは最大法のバーグラフ、最小法の左右方向、埋設方向。連続深度測定と全てを同時に表示可能です。
送信方法
測定可能な埋設物
・電力ケーブル(CVT・VT等)
・通信ケーブル(光ケーブルは支持線が銅線なら可能)
・ガス・水道等の金属管
・ガス・水道用ロケーティングワイヤ
※塩化ビニール管等の非金属管は探知できません。
直接法 クリップを目的物に接続して、送信器出力を直接目的の埋設物に加える方法です。
外部コイル法 磁界を発生させる外部コイルを探索したいケーブル等に取り付け、目的のケーブル等にのみ誘導させる方式です。