キャスポル
特 徴
◆載荷の為の反力が不要で、狭い空間でも測定が可能な簡易支持力測定器です。
◆小型軽量で、デジタル表示とプリンタが装備されています。
◆操作は簡単で、個人差がなく誰でも同じ測定が可能です。
◆電源は充電式電池ですので、どこでも測定可能です。
◆試験の結果がすぐ判り、施工の効率化を図れます。
◆短時間で多量のデータ(CBR、K30[地盤反力係数]、qc[コーン指数]、c[粘着力]、φ[内部摩擦角])が入手可能です。
原 理
JISA 1210規格に相当するランマーに特殊な加速度計を組み込んだもので、締固められた路床・路盤に45cmの落下高さから4.5kgの重錘を自由落下させ、その衝撃加速度[インパクト値]の大小をデジタル表示器に即座に表示します。強い地盤の場合はインパクト値が大きく表示され、逆に弱い地盤は小さく表示されます。
精度よく測定できる土質
最大粒径が37.5mm以下、10mm以上の礫が30%までの土質に適しています。
また、キャスポルによる施工管理の適用範囲は、(1)地盤支持力度が294.3(kN/m2)以下の構造物(高さ5m以下の各種擁壁、ボックスカルバート等)工事における支持力度測定、(2)クレーン機械等のアウトリガー設置地盤の支持力度算定、(3)道路工事における路床のCBR値および地盤反力計数の算定です。
≪礫質土に適用する場合≫
ランマーが礫に直接当たるとインパクト値が通常の値より大きい値を示します。従って、1測点あたり5回以上の測定値を求めて、インパクト値の平均化を測ることが大切です。また、測定したインパクト値が異常値と判断される場合は、地表面から深さ1cm以内の位置に直径20mm以上の礫があることが多いので、その地点を掘って礫の有無などを確認するとともに再測することが必要です。
≪粘性土に適用する場合≫
粘性土では、一般にインパクト値は低い値を示すので、測定器の精度について十分検討してご使用下さい。
仕 様
本体部 | |
ランマー | 質量 4.5kg 形状 直径φ50mm 打撃面直径 0.00196m2 |
ランマー落下高さ | 0.45m |
ランマー固定法 | 1点支持バネ式開放構造 |
開錠レバー | 測定開始スイッチと連動式 |
三脚 | 開閉自在伸縮式脚部 |
表示部 | |
LCD表示 | 20文字×4行表示 数字、カタカナ、ロ−マ字表示 |
表示内容 | 測定日時、測定時間、インパクト値(Ia値)、各モード(CBR・K30・C・φ・qc)の測定値・測定回数、平均値・最大値・最小値、測定場所No.を表示 |
電源・重さ | ニッケル水素充電池×4本 1,100g |
出力部 | |
プリンタ | シリアル・サーマルプリンタ(RS232C) |
印字内容 | 印字年月日、測定月日・時間、測定場所No.、測定値、統計計算値 |
電源・重さ | 充電池 400g |
付属品 | 収納ケース、取扱説明書
【販売消耗品】感熱記録紙 |