ジューテンダー CIFD−4
特 徴
コンクリート充填検知に加え、バイブレータによる振動締固めの確認が行え、コンクリート打設の品質向上が可能です。
◆振動デバイス(センサ)を取り付けることで型枠内等の見えない部分や、鉄筋や鋼材が過密に設置された構造物の生コンの締固め状況/充填状況を最大16箇所リアルタイムで検知します。
◆振動デバイスは表面を微小に振動させています。この振動デバイスの検知面の振動パターンは、接触する物により電圧値と周波数が変化します。これを利用してコンクリート、不完全な充填(ブリーディング水)、空気を確実に識別し、それぞれを色で液晶画面に表示します。
◆コンクリート中を伝播してくる振動加速度を測定して、締固めの程度の判定を行い、設定した振動レベルを超えた場合、●で画面に表示します。所定の時間(5〜20秒で設定)バイブレータの振動を検知すると締固め完了表示(●●●)となります。
◆校正用のセンサや校正コンクリートは必要ありません。
◆振動デバイスのケーブルは最長50mまで延長可能なため、高所や離れた場所でも検知可能です。
◆データは400件保存でき、パソコンへの出力が可能です。(CSV形式及び判定イメージ)
締固め検知の仕組み
コンクリートの充填検知を行う振動デバイス(センサ)を利用して、コンクリート中を伝播してくる締固め用バイブレータの振動を検知します。これにより振動デバイスの部分のコンクリートが締固めの振動を受けたことが確認できます。
振動検知は予め設定された強さと時間を超えて検知されると画面に●を表示します。振動検知後、充填状況が変化(コンクリートから空気や不完全な充填状況に変化)すると●表示は解除されます。
コンクリートの充填を検知して初めて振動を検知しますので、振動デバイスが充填表示された後に締固め用のバイブレータを掛けることをお勧めします。
イメージ
液晶画面
データ(判定イメージ)
データ(CSV形式)
接続
仕 様
検知方式 | 振動デバイスによる周波数特性検出方式 |
識別能力 | 空気、水、コンクリート(モルタル、各種グラウト) |
締固め振動検知範囲 | 9.8m/S2〜98.1m/S2
※参考値 振動デバイスへのコンクリートの接触状況により変化します。 |
測定点数 | 16ch |
表示方法 | LCDモニターによるカラー表示 |
測定時間 | 1ch当たり約0.5〜2.2秒で計測(測定点数による) |
記録点数 | 400点 |
使用温湿度範囲 | 0〜40℃ 5〜85%RH(結露しない事) |
大きさ・重さ | 本 体 :約280(W)×200(D)×110(H) mm 約2.8Kg *突起部を除く
ターミナルボックス:約240(W)×140(D)×60(H)mm 約1Kg *突起部を除く
振動デバイス 17mm角 厚さ5mm
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電源 | AC100V(ACアダプターによる) |
付属品 | ターミナルボックス接続ケーブル、電源ケーブル、パソコン接続ケーブル、USB変換ケーブル、データ転送ソフト、取扱説明書
【販売消耗品】振動デバイス(ケーブル長20m/5mご指定下さい)
延長ケーブル200m |
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ご用意いただくパソコン | 対応OS
Win XP SP3(32ビット日本語版)、 Vista SP1及びSP2(32ビット日本語版)
Microsoft Excel2003以降がインストールされていること
(メーカー動作保証はしておりませんが、Win XP SP2でExcel2000、WIN 7 SP1で Excel2010の動作確認はできています)
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現場使用例
詳細は、下記「ジューテンダーII 現場使用例」をご覧ください